肩の筋肉が爆発した20代のOLさん

ある20代OLさんの話をします。

その女性はヒドイ肩こりで「治して欲しい」と来院されました。
しかも触るだけで「痛い!」と言います。

メチャクチャ激しく痛がります。

一般の人が「肩揉んであげるね」と言って、
よくやりがちな揉み方などしようものなら、

肘鉄か平手打ちが飛んできそうなほど、
痛がるような状態です。

なぜそこまでになったのでしょか?

以前は肩が凝っても、ストレッチや軽い運動などで
すぐに改善していたようです。

しかしここ1~2年はマッサージをしても
運動をしても、まったく改善されないと。

本人の思い当たることと言えば、

「姿勢が悪いと言われます・・・」

くらいなものです。

姿勢が悪いだけでそこまでなるものでしょうか?
そんなことはあまりないと言っていいでしょう。

確かに姿勢の悪さは、ある筋肉を引っ張ったり、
緊張させたりして、疲労させてしまう原因を作ります。

でもそれは一時的な問題です。

一体彼女に何が起こったのでしょうか?

1つは外的環境

社内のエアコンが一つ問題でもあったようです。

彼女にとっては少し寒いと感じる温度設定だったようで、
いつも手足が冷えていると感じているとのことでした。

夏場は外に出れば暑いし、屋内はどこもエアコンが効いています。
そんな温度変化にもついていけてないのかもしれません。

また冷え切った体を温めることもしていなかったようです。

夏場はシャワーで済ませる程度。
浴槽に浸かることはほぼないとのことでした。

体が冷えているせいで、血行不良が起こりやすくなり、
血行が悪くなると、筋肉に必要な栄養も酸素も
十分な量を供給されなくなります。

その結果「痛み」としてサインが出るのです。

しかし、彼女の問題はそれだけではなく、
もう1つ重要な問題がありました。

もう1つは内的環境

もう一つの重要な要素が、「精神状態」です。

彼女は仕事上、重要な業務を担当していたようで、
そのことでいつも不安と緊張があり、

精神的なプレッシャーが

「かなりきつい」

と言っていました。

仕事が終わって自宅に帰っても、
つい仕事の事を考えているようです。

それじゃあ心が落ち着く暇がありません。

精神的緊張を解かない限り、神経の働きで
筋肉は勝手に緊張してしまいます


それがずっと続いていたのでしょう。

ついに彼女の体は限界に近い状態で、
筋肉が「SOS」を発していました。

神経が興奮し、発痛物質を量産し、
痛みを出しまくっていたのです。

そんな状態でしたから、普通にマッサージはできません。
彼女の場合は普通の方法では施術しませんでした。

彼女の場合は、肩を揉みほぐさずに、
他の部位を施術することで肩回りの緊張を取りました。

肩や首に反応する(繋がる)箇所が何か所かあります。
そこを刺激することで、自然と緩ませました。

そして脳のストレスを減らしたことで、
筋肉のコリと痛みが大幅に消失しました。

これには数回の施術を要しましたが、

結果、神経をなだめることに成功し、
発痛物質は出なくなったようです。

今では普通にマッサージができるようになり、
良い状態をキープできています。

そして月1回の感情のクリーニングも忘れずに。



彼女のように大きな精神的なプレッシャーでなく、
小さなストレスであっても、実は同じようなことが起こります。

マッサージや整体で体のケアをするのも大事な事ですが、
ストレスケアと感情のクリーニングもとても大事です。

なぜなら、そうすることで脳の状態、神経の活動が正常化し、
体の内部環境を一定に保つ力が維持できるようになるからです。


これから暑さが厳しくなると、心身のストレスは溜まります。
あなたの健康を守れるのは、あなた以外にありません。

体が悲鳴をあげないうちにケアしてあげてくださいね。

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